2024年5月27日月曜日

サイバーパンク2077を遊んでます(Steam版)

 



とつぜんですが、サイバーパンク2077を遊んでます(今ごろ!)

「遊んでます」というより、このゲームの世界に夢中です。


SSも溜まってきたことだし、感想記事を書いておきたい……と思ったのですが、ストーリーについてなにか言おうとすると、ぜんぶネタバレになってしまうゲームであることも確かです。





「それなら」ということで、かつてのわたしのように「サイバーパンク2077(以下、CP77)の世界に興味あるけど、自分が世界観やゲームシステムに適応できるかわからない。独特なゲームみたいだし……。でもちょっと雰囲気を知りたい」と思ってる方に向けて、こんなゲームだよ!とご紹介するような記事を書いてみようと思いつきました。



ストーリーの内容には可能な限り触れないように気をつけますが、けっこう核心付近のゲームシステムなど、明記せざるを得ない点もあります。気がつかないうちにストーリー展開の雰囲気がそこはかとなく漂ってしまうこともありそうなので「まっさらな状態でCP77の世界にとびこみたい!」とお考えの方はお読みにならないことをおすすめします。



「けっこう核心付近のゲームシステム」って歯にモノが挟まったような言い方ですが、なんのことかというと……(下のほうに書くので「あ、やめとこう」と思った皆様は、お手数ですがいまのうちにブラウザバックでおもどりください)





エンディングが分岐するのかしないのか、という話です。

(エンディングの内容には触れません)



ということで「だいじょうぶ!読むよ!」とおっしゃる皆様は、ずずいっとスクロールして次の項にお進みください。







もう大丈夫かな?

行きます。

まず、この記事はSteam版のCP77、バージョン2.12に基づいて書かれています。

わたし自身はイージーモードで遊びました。

男性主人公を選択し、男性主人公で到達可能な(ベースゲームの)すべてのエンディングを見たと思います。

MODを導入して遊んでいますが、今回はMODの話はナシで、バニラのCP77について書きます(※ところどころSSを掲載していきますが、それらの画像のほうはすべて、なんらかのMODを導入した状態で撮影したものです。思ったよりバニラの画像が存在しなかった……!)


CP77プレイ開始前、わたし自身がこのゲームについて気になっていた点について、順番に纏めていきますね。



このゲームって、キャラメイクできる?


できます。


男女選択できますし「女性の体格で、ボイスは男性にする」とかもできます。顔も割と細かく作りこめます。ボイスは男女それぞれ1種類。ストーリー中で主人公がめちゃしゃべります。というか、主人公がしゃべるのを聴くのが醍醐味かもしれないゲームです。



会話中の主人公の発言・相槌などを選択肢のなかからチョイスできるので「自分の主人公はこういう性格だから、こういう喋り方をしたい」とかの要望を叶えてくれます。一人称視点のゲームということで、画面に映る主人公のパーツはほぼだけですが、ネイルで主人公の個性を演出できる。車・バイクの運転中やフォトモードでは三人称視点を選べるので、自分の主人公の全身像をじっくり見る機会もあります。



ちなみに、主人公の名前を変更することはできず、女性でも男性でも「V」(ヴィー)という通称を名乗ることになります。




(三人称視点の例。複数のMODをお借りして撮影しました。感謝!)



一人称視点ということは、画面酔いしちゃうかも?




体質はそれぞれ異なるのでなんとも言えない面がありますが、一人称にしては酔いにくいゲームだと個人的には思いました。カメラ(主人公の視点)の動きがかなりゆっくりなので、わたしの場合はプレイ開始した日……「まだゲーム自体に慣れてない初日の、夢中で長時間遊んだあとの、そろそろ今日は切り上げようかなーと思ってるあたりの時間帯」以外は酔わなかった。


初日は9時間ぶっ続けで遊んで、スプリント(全力疾走)で道路という道路をダカダカ走ってたら酔った……という自業自得状態だったので、それ以降目が疲れてるときはスプリントをあまり使わないように気をつけてます。



FPSということは、難しそうだなぁ……。




見た目に反して簡単なゲームで、ちょっとびっくりしました。イージーモードだとディストピアな世界を歩くお散歩ゲームみたいになります。レベル上げや武器の強化もあるので、ストーリーや雰囲気に浸りたいけど戦闘は苦手だよー!という方にもオススメ。






主人公を着せ替えできる?




できます。

カラバリ含めて、お洋服の種類は多めだと思います。パンクやミリタリーがメインなのできれいめのかわいいお洋服とかは難しいかもしれないけど、いちおうスーツもあった。


お洋服はゲームの進行で入手するのもあるけど、お洋服屋さんでもいっぱい買えます。個人的に、靴がかわいいと思った。ごついブーツとかお好きな方は満足できるかも。



恋愛要素、ある?




あります。

が、しかし、主人公の性別によって恋愛関係になれるキャラクターが変わります。……いや、誤解なきよう!「男性主人公は女性キャラとしか恋愛できない」とか、そういう前時代的なことじゃないんです。


CP77の恋愛要素のおもしろいところ(であり、制限と感じるところでもあるかもしれない)は、恋愛関係になれるかどうかは、恋人になってほしい「相手」の性的指向によって決定されるということです。つまり、男性主人公がある女の子を好きになったとしても「その女の子の恋愛対象が女性である場合は、どうやっても恋人になれない」。


個人的に、この恋愛システムは各キャラクターの個性が際立って見えるのと、各キャラクターが人間として尊重されてるように感じたのとで、とても好きでした。ただ、主人公の失恋の可能性も高まるとは思う。




おもしろそうだけど、18歳以上対象のゲームだよね。セクシャルな場面とか見たくないんだけど……。




これ、わたし自身すごく興味があるところでした。

いや、ちょっと違うか。


「この放埓な世界で、主人公がアロマンティック・アセクシャルまたは禁欲的な生き方を貫くことはできるんだろうか」ということに興味がありました。


結論から言うと、可能でした。


だれとも恋愛関係にならず、だれとも肉体関係を持たずに生活することはできます。恋人がいないからと言って、エンディングに悪影響が出ることもありません。


この生活を選ぶと必然的に、主人公のべッドシーンはゼロ。

(主人公じゃないキャラのベッドシーンはある)

個人的に、恋愛よりも親友同士みたいな関係が好きなので、これは嬉しかったです。


ただ、恋愛とか関係なくハダカの表現とかはふつうに出てくるので、そういうのが見たくない場合は、ゲームの設定から「裸体規制」を選んでおくといいかもしれないです(※わたし自身はこの規制を使ったことがないので、どのような表現に置き換えられるのかは未確認です)







世界観やストーリーが独特だって聞いたんだけど。




猥雑で生き生きとした大都市を舞台にした、頽廃どまんなかのサイバーパンク……みたいな感じです。わたし自身は「攻殻機動隊」履修済みでして、おそらくそのためにあっさりなじみました。「機械の身体」とか「人間の脳にコンピュータが接続されてる」とか「人間の頭にチップを挿してデータを直接読み込む」とか、レトロフューチャーなそういう世界を1回でも楽しんだことがある方なら問題なく溶けこめると思います。ディストピア好きの方や路地裏の掃きだめにグッとくる方、汚部屋がお好きな方にも良さそう。


あと「最近【少年(少女)主人公が活躍して、世界を救う】という王道のRPGが物足りなくなっちゃった。年かなぁ……」というおとな世代の皆様には、けっこう確信をもってオススメできる予感があります。無常、やるせなさ、無力感、せつなさ……みたいな味わいがお好きな方に向いていそう。


ただ、暴力的な表現や(前述のとおり)セクシャルな表現、回避できない(メンタルにくる)えぐい場面などもあるにはあるので、18歳以上対象のゲームを1度も遊んだことがないよー、という方には手放しでオススメできない気もします。


とはいえ、人間の儚さ・たくましさ・どうしようもなさ・泥にまみれた世界のむこうに差し込むひとすじの光……みたいなものが透明感のある演出で描かれていると個人的には思っていて、わたしはとても好きな世界です。わたし自身は、このゲームは「人間にとても優しいまなざしを注いでる」と思ってます。



で、結局どこがおもしろかったの?




主人公と、主人公を取り巻くキャラクターたちとの会話劇が最高に好きでした。とにかくみんな、めちゃくちゃしゃべる。主人公がしゃべってる向こう側で、街の人や街頭テレビもしゃべってたりする。それも、結構興味を惹かれる話をしてる。え、ちょっと待って!その話もうちょっと聞きたい!


会話してるときに主人公の発言を選択肢から選ぶと、会話の相手にからかわれたり軽くあしらわれたり、耳が痛いことを言われたり、ときには限りない優しさを示してもらったり、ほんとうに楽しかったです。


「主人公の会話をたくさんの選択肢のなかから選ぶ」ということは、主人公がそこで何をしゃべるのかも、そもそも主人公がどういう性格でどういう発言を好む人間なのかという設定までも、プレイヤーさんによって十人十色ということになります。


機械的で寡黙な主人公を演出することもできるし、誠実で心優しい若者になることもできるし、救いようがないほど感情的に振舞うチンピラになることもできる。


あなただけの主人公、あなただけの「V」がこの世界には存在して、あなただけの会話が無数に重ねられていく。究極のロールプレイングゲームだな、と個人的には思いました。


あと、街のあちこちにデータの入ったチップが置いてあって、それを読み込むと「以前、この部屋にいた人たちの会話(通信?)の記録」「CP77の世界の情勢についての解説」「なんかよぅわからんコマーシャル」「あっさりした、だれかのメモ」「雰囲気のある小説」とかを読むことができます。


ぜんぶを読む必要はないんだけど、活字中毒者にはたまりませんでした。




おまけ





あと、これはぜひとも強調したいんだけど、主人公のお部屋でねことイグアナを飼えます。
すごいたのしい。






枕元に来てくれることもある。





フォトモードで、街なかにねこを呼び出してみたり。




お部屋で、イグアナをナデナデしてみたり。


ねこやイグアナが来てから、主人公の(というか、わたしの?)QOLが上がりまくりで、お部屋に帰るのが楽しいです。




と、いうわけで。


なんだか纏まりがなくなってしまいましたが、CP77楽しいよ!と、控えめに(?)オススメしてみる記事でした。


ここまでに行数を使いすぎてDLCのことを書くスペースがなくなってしまったので、DLC「仮初めの自由」のことは、また機会があったら書きます。






お読みいただき、ありがとうございました!




0 件のコメント:

コメントを投稿